医療事務になった後は:病名略語でレセプトチェックしよう
75歳女性です。
5年前、多発性骨髄腫を発症、ステージUでMP療法を2年間行いましたが、薬が効かなくなってしまいました。
2年前に治療薬をベルケイドに変更し、現在月に1回、外来で治療を受けています。
ベルケイドの注射は最初は皮下注射を毎週行っていましたが、今は量を少しづつ減らして月1回になり、注射があまりに痛いので、血管に注射しています。
ベルケイドの注射はずっと続けていていいのでしょうか?
MP療法は古い治療法で、2年以内に半分の方が効かなくなります。
かなり延命できたとしても4〜5念以内に多くの方が亡くなってしまいます。
分子標的治療薬のベルケイドを使うようになって5年以上生きられる方が増えてきました。
お薬はもう1種類ありますので効かなくなったときはそちらに変えればいいので、ベルケイドが効いている間は大事に使ったほうがいいです。
効果が出ているかどうかは検査データでわかります。
フリーライトチューン(FLC)を毎月測定する必要があります。
血液中のFLCの値が下がっているようであれば、非常によく効いているということですし、上がってくれば効いていないので、注射の回数を増やすか、薬を変えるかです。
副作用として下痢、便秘、しびれなどの程度にもよりますが、効果がでている限り続けたほうがいいと思います。
今の治療法でいいのでしょうか?
静脈注射または点滴を行っているとの事ですが、血管注射はしびれが酷くなっていきますので、できれば皮下注射にしたほうがいいですね。
そのほうが効果が長く続きます。
投与は月1回ではなく、2回以上、2週続けて注射し、3週目は休むなどしたほうがいいです。
通常は最低週1回、つきに3〜4回行っています。
平成26年10月21日の産経新聞、癌電話相談より。
多発性骨髄腫は血液細胞の1つである形成細胞ががん化した血液の癌です。
医療事務の仕事ができるようになる近道は、1日1個覚えることです。
医療事務に転職してつまづく点は、医療という職種な業務内容、仕事のガラパゴス的内容です。医療という職種に未経験で転職したならば、採血の1項目でさえもなにかわからないでしょう。例えば、CRP一つすら何を示す値かもわかないでしょう。最初は受付からスタートすると思います。毎日受付ばかりでしょうもない、面白くない、しんどい・・・それでいいんです。カルテや検査結果も読めないような人は何やっても何もできません。それよりか覚えることが大事です。みんな医療の国家資格を持っている人は専門学校、大学でそれを学んでから仕事をするわけですから、あなたは数周遅れ、数万週遅れなんです。
![]() | 診療点数早見表 2021年4月増補版 [医科]2021年4月現在の診療報酬点数表 [ 医学通信社 ] 価格:4,950円 |
そこでお勧めな勉強法は1日1個わかないことがあればそれを調べて覚えるというものです。まずCRPからでいいでしょう、次はなんでこんな病名がついているんだろう、難病って何?から始まっても構いません。一日ひとつづつの積み上げです。それができる姿勢が即戦力の近道といえるでしょう。私はそうして、未経験で医療事務に転職し27歳で今40歳で平社員ですが、給料を大幅カットされ、生活ができなくなりました。
↑医療事務求人は上にいっぱいのってます。新規登録し医療事務で検索!