医療事務になった後は:病名略語でレセプトチェックしよう
45歳の女性です。
左乳がんで温存手術を受けました。
腫瘍の大きさは1.2センチ、リンパ節への転移はなく、
浸潤がんで、グレード1、ホルモン受容体陽性、HER2は3+で陽性でした。
手術後1ヶ月間放射線治療を受けたあと、リュープリンによるホルモン治療を2年間の予定で行っています。
手術後4ヶ月目からハーセプチンの注射を3週間に1回受けていますが、1年半経過したので今回で終わりだそうです。
抗がん剤のUFTを術後より内服しています。
今の段階でハーセプチンをやめてもいいのでしょうか?
現在行われている治療は、世界で一般的に行われている標準的な治療ではありません。
HER2陽性で1センチ以上の乳癌なら、リンパ節転移がなくても点滴の抗がん剤とハーセプチンを一緒に使う治療を行います。
飲み薬の抗がん剤、UFTにハーセプチンを組み合わせた治療のデータはありません。
また、ホルモン治療についても基本は抗がん剤の後にタモキシフェンを5年間飲むことになっています。
これにリュープリンを加えることはありますが、ホルモン治療も標準的ではありませんね。
ハーセプチンの治療期間も通常は1年とされています。
標準治療でなかったことで、ショックを感じています。
今からタモキシフェンを飲んでも効果はありますか?
効果がどの程度あるかはわかりません。
しかし、ホルモンの治療はブランクがあっても再び飲み始めたら効果があったというデータがあります。
タモキシフェンは5年間続けたほうがいいので、今からでも飲んでみたらどうでしょうか?
点滴の抗がん剤とタモキシフェンは通常併用しませんが、飲み薬の抗がん剤とは併用で効果があったというデータはあります。
今一度担当医と話し合われることをお勧めします。
平成27年8月25日の産経新聞がん電話相談より。
がん研有明病院の岩瀬乳腺外科部長が相談にあたりました
医療事務の仕事ができるようになる近道は、1日1個覚えることです。
医療事務に転職してつまづく点は、医療という職種な業務内容、仕事のガラパゴス的内容です。医療という職種に未経験で転職したならば、採血の1項目でさえもなにかわからないでしょう。例えば、CRP一つすら何を示す値かもわかないでしょう。最初は受付からスタートすると思います。毎日受付ばかりでしょうもない、面白くない、しんどい・・・それでいいんです。カルテや検査結果も読めないような人は何やっても何もできません。それよりか覚えることが大事です。みんな医療の国家資格を持っている人は専門学校、大学でそれを学んでから仕事をするわけですから、あなたは数周遅れ、数万週遅れなんです。
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そこでお勧めな勉強法は1日1個わかないことがあればそれを調べて覚えるというものです。まずCRPからでいいでしょう、次はなんでこんな病名がついているんだろう、難病って何?から始まっても構いません。一日ひとつづつの積み上げです。それができる姿勢が即戦力の近道といえるでしょう。私はそうして、未経験で医療事務に転職し27歳で今40歳で平社員ですが、給料を大幅カットされ、生活ができなくなりました。
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