医療事務になった後は:病名略語でレセプトチェックしよう
78歳男性です。
8ヶ月前、PSA値9.6で生検を受け、12箇所中5箇所からがんが見つかり、前立腺がんと診断されました。グリーソンスコアは6、リンパ節への転移、浸潤や多臓器への転移はありませんでした。
半年前、カソデックスとリュープリンのホルモン療法を開始、3ヵ月後には、PSA値は0.04になり、4ヵ月後、5ヵ月後、そして半年後の今月も0.03で落ち着いています。
ホルモン療法の副作用(物忘れ、だるさ、体重増加)が辛いので間欠ホルモン療法にしたいのですが。
PSA値が高い為に生検を受けたのであれば78歳という年齢も考慮して、初めから全く治療しないで経過を見る待機療法も一つの選択肢でした。
悪性度の低い前立腺がんにホルモン療法を行い、副作用に苦しむということは少なくありません。治療のしすぎが反省期に入っています。
日本では早期がんに対してもホルモン治療が多く行われていますが、欧米ではあまり行われていません。
生存率も症状が出るまで何も治療しなかった場合と同じという論文もあります。
副作用による症状があるようですから、間欠ホルモン治療に変えることは賛成です。
ホルモン治療を辞めるとPSA値は上がってきます。
治療開始前の数値、すなわち10になったら再びホルモン治療を考えてもいいでしょう。
ただ、10以上でもすぐには生命の危険はありませんので、待機療法に移行してもいいと思います。
PSA値0.002や0.003という数字を見かけますが、そこまで下がるものなのでしょうか?
前立腺の全摘手術をした場合、全部とりきれたかどうかの目安が0.01以下なのです。
手術をしていない人はそこまで細かい数字は必要ありません。
ホルモンの使用を一時中止しし、またPSAが上がってきたら再開する治療。
ホルモン剤は副作用で、抑うつ状態や頭痛、発汗、全身倦怠感などの更年期症状が出るため。
他にも、筋肉量の低下からインスリン抵抗性を惹起し、内臓脂肪の増加、動脈硬化にも繋がる。
医療費も抑え、副作用も抑えられる。
がん電話相談からでした。
行き過ぎた、がん治療で、より苦しむのが反省期で、今では治療しない選択肢、治療しないほうがQOLが向上することもある。
昔は医者の言いなりだったかもしれないけど、今の時代は患者ありきって感じでしょう。
医療事務の仕事ができるようになる近道は、1日1個覚えることです。
医療事務に転職してつまづく点は、医療という職種な業務内容、仕事のガラパゴス的内容です。医療という職種に未経験で転職したならば、採血の1項目でさえもなにかわからないでしょう。例えば、CRP一つすら何を示す値かもわかないでしょう。最初は受付からスタートすると思います。毎日受付ばかりでしょうもない、面白くない、しんどい・・・それでいいんです。カルテや検査結果も読めないような人は何やっても何もできません。それよりか覚えることが大事です。みんな医療の国家資格を持っている人は専門学校、大学でそれを学んでから仕事をするわけですから、あなたは数周遅れ、数万週遅れなんです。
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そこでお勧めな勉強法は1日1個わかないことがあればそれを調べて覚えるというものです。まずCRPからでいいでしょう、次はなんでこんな病名がついているんだろう、難病って何?から始まっても構いません。一日ひとつづつの積み上げです。それができる姿勢が即戦力の近道といえるでしょう。私はそうして、未経験で医療事務に転職し27歳で今40歳で平社員ですが、給料を大幅カットされ、生活ができなくなりました。
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